【オーストラリア】♯6 ヌーサの楽しみ方はビーチだけじゃない

朝、鳥のさえずりとともに

鳥のさえずりとともに目が覚めた。

窓を開けると、外はじめっと水分を多く含んだ空気に覆われていた。

日中の日差しの強さとは対象的に早朝は肌に突き刺さるような寒さが残っている。

朝早く起きたこともあり、朝食前にランニングをすることにした。

街の地形を知るにもランニングは最適だ。

旅に出ると、決まって一度はランニングをすることにしている。

そのため、ランニングセットを旅に出る際は必ず持っていくようにしている。

パタゴニアのバギーズショーツに半袖シャツを着れば十分だ。

バギズショーツはタウンユースにもいけるし、いざとなれば海にも入れるので昔から重宝している。夏の季節や暖かい地域を旅をする時は荷物が少なくて済むのでよい。

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メインビーチ沿いにスピットレクリエーション保護区の中を進んでいく。

途中、駐車場には多くのバンやキャンピングカーが止まっていた。

カセットコンロを外に出し、朝食の準備をしている男女もいた。そんな旅も面白そうだ。

オーストラリアのバッグパッカーなんかに泊まると、掲示板に「FOR SALE」「FOR RENT」と書かれたチラシをよく見かけた。

オーストラリア出会った人たちの中には、車を買って旅をしている人もいた。

実に旅の面白さを知っている人たちだと思う。

ジャック・ケルアックのオン・ザ・ロードのような旅というのは、旅好きにとってはたまらなく憧れる。

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30分も走ると、太陽の光も時折り強くなり、海も太陽の光をキラキラと反射していた。

部屋に戻り、シャワーを浴び、朝食の準備を始めた。

バンズのパンと出来合いのハンバーグをフライパンで焼き、レタス、ハンバーグ、チーズ、アボカドの順にのせた。

手作りだからできる贅沢。

持ってきたドリッパーにコーヒーの粉を入れ、湯を注ぐ。

蒸気ともにコーヒーの香りが部屋中に広がる。

この瞬間がたまらなく好きだ。

運動した後の食事ほど美味しいものはない。

少しゆっくりした後、ヌーサ国立公園へ散策にでかけた。しっかり公園内を回るとなると、一日はかかる広さだ。

ラグーナルックアウト

まずはラグーナルックアウトへ。

ここからの景色は最高。ヌーサの地形がよく分かる。

ラグーンは入り組んでおり、水深が深いところと浅いところで色がグラデーションのようになっていてきれいだ。

ウェットサンデーアイランドのホワイトヘブンビーチを思い出す。

ルックアウトから下り、ヌーサ国立公園海沿いに進んでいく。

ヌーサ国立公園でショートハイク

エントランス付近に大きな看板があり、いくつかのルートが示されているので、その看板を見てから進むとよい。

少し進むと、静かで大きなビーチが現れる。日光浴をしている人や泳いでいる人が数人いた。

メインビーチと比べ、人がほとんどいないのでプライベートビーチのような感じだ。

国立公園内には様々な生き物が住んでいる。

もちろん、オーストラリアのシンボル的な動物、コアラもいる。運がよければ、出会うことができる。

背の高いユーカリの木の上でユーカリの葉を頬張っていた。

海の中を上からのぞけば、ウミガメやイルカが泳いでいるのをみることができる。

ヌーサのよさはビーチだけではない。街の中はゴールドコーストのようにギラついている感じはなく、ローカルな感じを味わうことができるし、ヌーサ国立公園をはじめとして自然を存分に味わうことができる。そんな場所だ。

4年前

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